OPIのネイルが好きすぎる話

みなさんこんばんは。Laylaです。

今日は日曜日。Laylaはずいぶん前から、日曜日はネイルの日にしています。

毎週日曜日。雨でも晴れでも、忙しくても暇でも、日曜日が来たら爪を塗る。もはや儀式に近い。日曜日の夜にネイルを塗らないと、月曜日がちゃんと始まらない気がする。占い師のくせに、一番信じているのはOPIのネイルポリッシュかもしれない。


ジェルネイル、やめました

お会いしたことがある方は分かるかと思いますが、わたしはジェルネイルやスカルプなどはしていません。長らくネイルポリッシュ、マニキュア派です。

過去にネイルサロンに3週間に一回、ジェルネイルのために通っていたこともあるのだけど、いろいろと限界を感じることが増えてきた。

まず、予約のタイミング。3週間に一回って、意外とスケジュール管理が面倒なんですよ。2週間だと早すぎるし、4週間だと浮いてくるし、ちょうど3週間目の都合のいい日に予約が取れるとは限らない。人気のネイリストさんだと、なおさら。

そしてうっかり浮いてきてしまった時に、すぐに対処できない。あの「爪の端っこがぺろっと浮いてきた」感覚、わかりますか。気になるんですよ。めちゃくちゃ気になる。でも自分では直せない。次の予約まで我慢するしかない。その「我慢」が、地味にストレスだった。

いくらネイリストさんが可愛くしてくれて、テンションの上がる爪先になっていても、お金もかかるし、何よりわたしの爪は元から薄いようで、ライトが染みるようになったんですよね。あのUVライトに手を入れた瞬間の「じわっ」とした痛み。最初は大丈夫だったのに、通い続けるうちにだんだん染みるようになってきた。

爪が薄いとジェルの持ちも悪くなるし、オフする時にさらに爪が削られるし、悪循環。

美容師やヘアメイクの仕事もしているため、長さもまったく出せない。お客様の髪を触る手に、長い爪は論外。シャンプーする時に頭皮を傷つけてしまう。だから常にショートネイル。ジェルの醍醐味である長さやアートの自由度を活かしきれない。

数年通いましたが、辞めたのです。

ジェルネイルをやめた日のことは、あんまり覚えていない。劇的な決断ではなかった。ただ、次の予約を入れなかっただけ。そしたら3週間が過ぎて、4週間が過ぎて、気づいたら「あ、もう行かなくていいんだ」と思った。

それからしばらくは素爪の期間があった。

素爪って、最初は「自由だ!」と思うんですよ。予約もいらない、お金もかからない、ライトで染みることもない。爪が休まっている感じがして、これはこれでいいかも、なんて思ったりして。

でも一週間くらいすると、なんか寂しいんですよね。

手元を見るたびに、何か足りない。色がない。あの赤がない。爪先がただの爪先になっている。それが妙に物足りない。

コンビニでお釣りをもらう時、カフェでカップを持ち上げる時、スマホをスクロールする時。ふと目に入る自分の指先に、色がないことが気になる。贅沢な悩みだと思うけど、一度「色のある指先」に慣れてしまうと、素爪に戻るのは難しい。

やっぱり爪に色がないと寂しくて、マニキュアに戻ったのです。

ジェルネイルの「プロに仕上げてもらう安心感」は確かにあった。でもマニキュアには「自分で塗る楽しさ」がある。上手くいった時の「よし」と、失敗した時の「あちゃー」を含めて、全部自分の手仕事。それが意外と心地いい。


台湾のコスメショップで出会った赤

そこで、今回のタイトルにもあるように、OPIのネイルの話をしようと思います。

他にもプチプラで優秀なマニキュアや、外資系コスメブランドが出すようなマニキュアもあるのに、なぜOPIなのか。

これには、ちょっとした思い出話がある。

わたしがまだ中学生くらいだった頃、夏休みに台湾へ母に連れられて帰省した時のこと。わたしの母は台湾人で、夏休みになると台湾の親戚の家に遊びに行くのが恒例だった。

近所にコスメショップがあったんですよね。台湾のコスメショップって、日本のドラッグストアとはちょっと雰囲気が違う。カウンターがあって、その裏にブランドごとに商品が並んでいて、店員のおばちゃんが「何探してるの?」って声をかけてくる。

そのカウンター裏に、OPIのネイルがずらっと並んでいた。

母が「何本か買ってあげる」と言ってくれて、OPIのポリッシュがそれなりのお値段がするということなんて知らなかったわたしは、カウンターを挟んでちょっと遠いところからずらっと並んでいる瓶を見て、赤系のネイルがしたい、と思ったんです。

というのも、わたしはオランダやヨーロッパの血がうっっすら入っているため(笑)、肌が白いんですよ。色白というか、日に当たらなければかなり白い。その白い肌を活かせるかな、と思って、3本ほどカウンターに立ってるおばちゃんに指を差してボトルを出してもらいました。

「赤ばっかりね、ピンクとかはいらないの?」なんて母に言われながら買ってもらったのです。

ピンクは可愛いけど、赤がいい。理由はうまく説明できなかったけど、赤い爪に憧れがあった。映画に出てくる女優さんの爪は、だいたい赤だった気がする。少なくとも中学生のわたしはそう思っていた。

台湾のコスメショップのおばちゃんは、わたしが選んだ3本を袋に入れながら何か中国語で母と話していた。たぶん「この子、赤が好きなのね」みたいなことを言っていたんだと思う。母は笑っていた。

あの日買った3本のうち、2本は使い切って瓶を捨てた。でもビッグアップルレッドだけは、色を覚えてしまった。名前を覚えてしまった。だから何度でも同じ色を買い直せる。これが出会いというものなんだろう。コスメにも出会いがある。

OPIのポリッシュは一本1,600円くらい。プチプラと比べれば高い。でも中学生の夏休みに母が買ってくれたあの一本が、20年近く経った今でもわたしの定番色になっているのだから、コスパで言えば最強だと思う。一本のポリッシュとの出会いが、人生の「標準装備」を決めてしまうこともある。


ビッグアップルレッドという名前

その中で、OPIの赤の中でも「ビッグアップルレッド」というカラーがすごくお気に入りになった。

Big Apple Red。ニューヨークの愛称「ビッグアップル」を冠した、まっすぐな赤。青みが強すぎず、オレンジに寄りすぎず、本当に純粋な赤。クリスマスの赤でもなく、中華の赤でもなく、「赤」としか言いようのない赤。

塗っていると、必ずと言っていいほど褒めてもらえるんです。「その赤、綺麗ですね」「ネイル可愛い」「何のブランドですか?」って。マニキュアで褒められるのって、ジェルネイルで凝ったアートを施してもらうのとはまた違う嬉しさがある。自分で塗った爪を褒められるのだから。

学生時代はマニキュアはできずとも、ペディキュアはできたのでこっそり楽しんでいました。靴を脱いだ時だけ見える赤い爪。自分だけが知っている、小さな秘密みたいで楽しかった。


日曜日の儀式

大人になって、ジェルネイルを辞めてからはこの「ビッグアップルレッド」をずっと爪先に宿らせています。

毎週日曜日の夜。手順はいつも同じ。

まず、除光液でオフする。コットンに除光液を含ませて、爪に乗せて、数秒待って、するっと拭き取る。この「するっと」がOPIのいいところで、安いマニキュアだとなかなか落ちなくて、ゴシゴシ擦ることになる。OPIは落ちがいい。塗るのも落とすのも、品質が高い。

次に、爪を切る。わたしは長い爪が苦手なので、限りなく短く切る。爪切りでパチパチと切って、やすりで形を整える。表面も軽くバッファーで整えて、つるつるにする。この工程が意外と好き。爪を短く整えた手って、清潔感がある。

次に、甘皮の処理。これをやるかやらないかで仕上がりが全然違う。お風呂上がりとか、手を温めた後にやると甘皮が柔らかくなって処理しやすい。プッシャーで軽く押し上げて、余分な甘皮をニッパーでカット。ネイルサロンに通っていた時に覚えた技術が、ここで活きている。

爪の形を整えたら、表面をバッファーで軽く磨く。ぴかぴかにする必要はないけど、凹凸をなくしておくとポリッシュのノリが良くなる。

そして、OPIのベースコートを塗る。ベースコートは地味だけど大事。爪の保護にもなるし、ポリッシュの持ちが全然違う。ベースコートを省略すると、赤い色素が爪に沈着してしまうこともある。ビッグアップルレッドみたいな濃い赤は特に。素爪が黄ばむのは避けたい。

その上から、ビッグアップルレッドを塗る。一度塗り、乾かして、二度塗り。二度塗りすると発色がぐっと深くなる。ムラもなくなる。

最後にトップコートを塗って、完成。

乾くまでの間は、まな板さんで遊んでいる。iPadなら指先をあまり使わなくても操作できるから、乾き待ちの時間にちょうどいい。Apple Pencilでお絵描きするのは乾いてからだけど、動画を見たり、Kindleで本を読んだりするくらいなら大丈夫。

そんな一日を過ごしています。


OPIの色名が面白い

余談だけど、OPIの色名って独特なんですよ。

ビッグアップルレッドはニューヨーク由来だけど、他にも「I’m Not Really a Waitress(わたし、本当はウェイトレスじゃないの)」とか「Malaga Wine(マラガワイン)」とか「Cajun Shrimp(ケイジャンシュリンプ)」とか、色に名前をつけるセンスがいちいち洒落ている。

色番号だけだと味気ないけど、名前がついていると物語が生まれる。「ビッグアップルレッド」という名前がついているから、この赤を塗るたびにニューヨークの空気を纏っているような気分になる。気分だけだけど。気分が大事なのだ。

ウィーザフィメールも「We the Female」、直訳すると「我ら女性」。力強い名前だ。色自体はボルドー寄りの落ち着いたトーンだけど、名前は全然落ち着いていない。そのギャップもまた、OPIの魅力。


なぜOPIなのか

OPIのネイルポリッシュは乾くのも早いし、発色も綺麗だし、ムラになりにくい。安いマニキュアだと一度塗りではムラになって、二度塗りしても「うーん」ってなることがあるけど、OPIは一度塗りでもかなり綺麗。二度塗りしたら完璧。

そして、何より意外と知られていないのが、ビッグアップルレッドというカラーはネイル検定でも使われる色らしいんですよ。ネイリストの卵たちが試験で使う赤。つまり、プロが「この赤が基準」と認めた赤ということだ。

ということは、廃盤になる可能性は限りなく低いということですよね。ネイル検定で使われる色を廃盤にしたら、全国のネイルスクールが困る。そこも好きなポイントです。

お気に入りのコスメが廃盤になる恐怖、女性なら誰でもわかるんじゃないかと思う。「あのファンデ廃盤になったの!?」「あのリップもう売ってないの!?」という悲鳴をSNSで何度見たことか。ビッグアップルレッドにはその心配がない。たぶん。たぶんね。


マニキュアの意外な耐久力

たまに日曜日からドタバタでネイルする時間がない、体力がない、そういう日もあります。

でも、ポリッシュ自体がプチプラブランド等と違い、マニキュアの割には長持ちしてくれる。OPIのポリッシュは、ベースコートとトップコートをちゃんと塗れば、一週間は余裕で持つ。

プチプラのマニキュアだと3日目くらいから爪先が剥げてきたりするけど、OPIは日曜日に塗って、次の日曜日まで綺麗なまま。仕事で手を使う日があっても、よほど過酷なことをしなければ大丈夫。

なので、万が一日曜日に塗れなくても安心です。だいたい翌日の月曜日に塗っている。火曜日にずれ込むこともある。水曜日はさすがにない。たぶん。


乾く前にぶつける問題

除光液でオフして、爪を限りなく短く切って、やすりで整えて、ネイルをする時間は、Laylaにとっての癒しの時間でもあったりします。

ベースコートを塗っている時の集中。ポリッシュを塗っている時の緊張。トップコートを塗り終わった時の達成感。全部で30分くらいの、小さな儀式。

……なのですが。

たまに乾く前にぶつけて凹みます。

これ、マニキュア経験者あるあるだと思うんですけど、塗り終わった直後って、自分の手がこの世で一番邪魔なものになるんですよ。どこにも置けない。何も触れない。手を持て余す。

「あと5分で乾くはず」と思いながらそーっと過ごして、「もう大丈夫かな?」とおそるおそる触って、「あ、まだだった」と指紋がつく。この攻防を何年やっているのか。

そういう時はトップコートをすぐに上から重ねればなんとかなります。トップコートは万能。指紋がついても、軽いヨレでも、上からトップコートを重ねればだいたい誤魔化せる。ネイルにおけるトップコートは、人生における「まあいいか」に近い。


ペディキュアの話

ちなみにハンドだけじゃなく、ペディキュアも同じビッグアップルレッドを塗っている。

足の爪は手よりも持ちがいい。靴の中にいるから、物に当たることも少ないし、水に触れる頻度も低い。一回塗ったら2〜3週間は余裕で持つ。ずぼらの味方。

サンダルの季節になると、足元の赤が映える。ペディキュアって、自分のためにやっている感が強い。ハンドネイルは人に見られることもあるけど、ペディキュアは靴を脱がない限り見えない。でも、自分は知っている。靴の中で赤い爪が光っていることを。

美容師時代、一日中立ちっぱなしで足がパンパンになった日も、靴を脱いだ時に赤い爪が見えると、ちょっとだけ「お疲れ、わたし」って思えた。自分へのご褒美って、大げさなものじゃなくていい。爪の色ひとつでいい。


赤は季節を選ばない

ビッグアップルレッドの何がいいって、季節を選ばない。本当に純粋な赤、というカラーなので助かっています。

春でも夏でも秋でも冬でも、赤は赤。桜の季節にも、真夏のビーチにも、紅葉のカフェにも、クリスマスのイルミネーションにも、赤い爪は馴染む。馴染むというか、どの季節にも映える。赤って強い色のようで、実は一番汎用性が高いのかもしれない。

先日、ちょっと浮気してみようと思って「ウィーザフィメール」というカラーも買ってみたのですが、うーん、ちょっと秋冬っぽい感じ。深みのあるボルドー寄りの色で、嫌いじゃないけど、常時塗りたいかと言われたら微妙。

秋冬にはいいんですよ。ちょっとモードな気分の時とか、黒いコートに合わせたい時とか。でも真夏にこの色はちょっと重い。ビッグアップルレッドには「重さ」がない。だから一年中いける。

でも質は良いので、たまの気分転換に置いておいてもいいかな。ビッグアップルレッドが定番で、ウィーザフィメールが別腹。そういう関係。


爪先は自分が一番見ている

手って一番自分の目に入るじゃないですか。

キーボードを打っている時、スマホを持っている時、コーヒーカップを持ち上げた時、ペンシルを握っている時。常に視界の端に、自分の指先がある。

作業中や疲れたな、となった時に、爪がお気に入りのカラーになっているだけで少しはテンションも上がるってものです。

iPadでお絵描きをしている時に、ふと手元を見ると、シルバーのiPad Proにビッグアップルレッドの爪が映えている。赤と銀のコントラスト。別に誰に見せるためでもないけど、自分の目に入る景色が好きな色で構成されているって、それだけで気分がいい。

爪を塗るのも絵を描くのも、根っこは同じだと思う。好きな色を、自分の手の延長に置くこと。


仕事中の爪先

美容師やヘアメイクの仕事をしていると、お客様の目の前に常に自分の手がある。

カットしている時、カラーを塗っている時、ブローしている時。お客様は鏡越しに、わたしの手元を見ている。爪がボロボロだったり、ネイルが剥げていたりしたら、プロとしてどうなのか、と思う。

だから余計に、ネイルのケアには気を使う。短い爪でも、整った形で、綺麗な色が乗っていれば、それだけでプロの手に見える。ビッグアップルレッドの赤は、清潔感と華やかさを両立してくれる色だと思っている。

お客様に「ネイル綺麗ですね、どこで塗ってもらってるんですか?」と聞かれることがたまにある。「自分で塗ってます」と答えると、だいたい驚かれる。ジェルネイルだと思われているらしい。OPIのポリッシュの仕上がりが、それくらい綺麗だということだ。ちょっと誇らしい。

占いの仕事でも同じ。対面鑑定の時にカードを並べるわたしの手を、お客様は見ている。タロットカードを繰る指先が赤い爪だと、なんとなく「占い師っぽい」雰囲気が出る。そう、雰囲気も仕事のうちなのだ。


ネイル失敗談

長年マニキュアを塗っていると、失敗談にも事欠かない。

一番ひどかったのは、塗り終わった直後にインターホンが鳴った時。宅配便だった。受け取りのサインをしなきゃいけない。でも爪が全然乾いていない。

タッチペンでサインしようとしたけど手元にない。仕方なく、ものすごく慎重に、指先を使わないようにペンを握って、解読不能な文字で署名した。配達のお兄さんが不思議そうな顔をしていた。

それから学んだ。ネイルを塗る前に、宅配の予定がないか確認すること。日曜日にAmazonの配達を指定しないこと。これは鉄則。

もう一つ。猫に引っかかれて、塗ったばかりのネイルに猫の毛がくっついたこともある。トップコートの中に猫の毛が封印された。取ろうとするとネイル全体がグチャグチャになる。泣く泣く全部落としてやり直した。あの30分を返してほしい。

まあ、こういう失敗も含めて「自分で塗る」ことの醍醐味なのかもしれない。ネイルサロンでプロにやってもらっていた時には、こんな失敗はなかった。でもこんなエピソードも生まれなかった。


Laylaの標準装備

LaylaはこのOPIのビッグアップルレッドで塗られた爪に、バッサバサのマツエク、眉とアイラインに入ったアートメイク、薬用色付きリップ。標準装備です(笑)

書き出してみると、「塗ってる」「貼ってる」「入れてる」「塗ってる」で構成されている。自前のパーツで勝負している部分が少ない(笑)

でもね、メイクもネイルも、自分を好きでいるための道具だと思っている。すっぴんの自分も嫌いじゃないけど、マツエクをつけた自分のほうがちょっとだけ強くなれる。赤い爪の自分のほうがちょっとだけ自信が出る。

マツエクは上下バッサバサ。これはもう何年も変えていない。担当のアイリストさんには「いつもの」で通じる。美容室と同じだ。「いつもの」が通じる関係って、それだけで安心する。

アートメイクも、朝の時短に貢献している。眉を描く時間がゼロ。アイラインを引く時間もゼロ。その分の時間を、ネイルに充てている……わけではないけど、朝の支度が楽になったのは確か。

薬用色付きリップは、もはやリップクリームの延長。がっつりメイクをしない日でも、これだけは塗る。赤い爪と色付きリップ。この二つがあれば、最低限の「Laylaっぽさ」は保てる。

占いの対面鑑定でお客様に会う時も、この標準装備があれば大丈夫。名刺代わりみたいなもの。赤い爪でタロットを切る占い師、それがわたしのトレードマーク。

それでいいと思う。むしろ、それがいい。


ネイルオイルという相棒

マニキュア派になってから、ネイルオイルの存在がありがたくなった。

ジェルネイルの時はあまり気にしていなかったのだけど、マニキュアは爪の状態がモロに仕上がりに出る。爪が乾燥していると、ポリッシュの乗りが悪い。甘皮がガサガサだと、根元が綺麗に塗れない。

だから、日頃からネイルオイルで保湿している。寝る前にちょんちょんと爪の根元に塗って、軽くマッサージ。これだけで爪の状態がかなり変わる。

OPIのネイルオイルもあるけど、正直ネイルオイルはそこまでブランドにこだわっていない。プチプラでもいいものはいい。ポリッシュはOPI一択だけど、オイルは気分で変える。ここだけは浮気を許している。

ハンドクリームも大事だけど、ネイルオイルはまた別物。ハンドクリームが手全体を守るなら、ネイルオイルは爪だけを守る。ピンポイントの愛情表現。


マニキュアは一期一会

ジェルネイルとマニキュアの一番の違いって、「永続性」だと思う。

ジェルは3週間持つ。マニキュアは1週間。ジェルは硬い。マニキュアは柔らかい。ジェルはプロに頼む。マニキュアは自分で塗る。

一見、ジェルの方が優れているように見える。長持ちするし、丈夫だし、仕上がりもプロ品質。

でも、マニキュアには「毎週塗り直す」からこそのリセット感がある。

毎週日曜日に、一回全部落として、ゼロから塗り直す。先週の爪と今週の爪は、同じ色でも違う仕上がり。その日の体調、気温、湿度、塗る時の集中力。全部が微妙に影響して、毎回ちょっとずつ違う赤になる。

占い師をやっていると、「同じカードでも毎回意味が違う」ということを知っている。タロットのカードは78枚で固定だけど、並び方と文脈で毎回違う物語が生まれる。マニキュアもそうだ。同じビッグアップルレッドなのに、毎週ちょっとだけ違う赤になる。

一期一会の赤。大げさかもしれないけど、わたしはそう思っている。


そろそろ乾いた頃

さて、そろそろネイルが乾いた頃かな。

いつもおそるおそる触って確認していますが、唯一緊張する瞬間。

塗り終わった直後の達成感と、乾いたかどうかの不安が入り混じる時間。30分の儀式の最後の最後に、この緊張が待っている。

……大丈夫、乾いてる。

よし。今週もうまく塗れた。

マニキュア、案外悪くないですよ。OPIはネイルブランドですし。ジェルネイルが主流の今だけど、ポリッシュにはポリッシュの良さがある。自分で塗る楽しさ、自分で選ぶ自由、自分で落とせる気軽さ。失敗しても自分で直せるし、飽きたらすぐに落とせる。

「自分でやる」ということの価値を、大人になってからようやくわかった気がする。

仕事でもそうだ。誰かにやってもらうのは楽だけど、自分でやったものには愛着が湧く。占いのツールも、ブログの記事も、iPadのウォーターマークも、全部自分の手で作ったからこそ、愛着がある。

爪を塗るのも、同じだ。

高いけど、お気に入りを見つけてみては。

……ちなみに今、ビッグアップルレッドのストックが残り1本になっていることに気づいた。

Amazonで買わなきゃ。日曜日の儀式を途切れさせるわけにはいかないのだ。

来週の日曜日も、わたしは除光液を開けて、爪を整えて、ベースコートを塗って、ビッグアップルレッドを二度塗りして、トップコートを重ねて、乾くまでiPadで遊んでいる。

そしてきっと、乾く前にどこかにぶつける。

それも含めて、日曜日。

ABOUT ME
Layla
占い師15年、ヘアメイクアーティスト。日々のこと、好きなもの、つくっているもの。営業時間外の、ゆるい記録。